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中小企業の苦手分野②


中小企業には3つの苦手分野があると、以前ご紹介しました。

採用・教育・広告です。

今日はそのなかで「広告」について書いてみようと思います。

広告に積極的な中小企業の経営者は非常に少ないと感じます。

全く広告をしていないわけではないのですが、その業界の最もメジャーな雑誌やサイトにとりあえず載せている、といった感じです。

話を聞いてみると、「広告にお金をかけても、実際はだれも見ないよ」という意見が多いです。

広告が無意味だと感じている経営者が出している広告の多くは、すでに出来上がっている媒体に社名や写真を載せるだけの広告です。

カフェであればカフェの雑誌。くるま屋さんであればGooやカーセンサーです。

一定の効果は見込めるでしょうが、競合他社も同時に多く掲載しているいわばレッドオーシャン。自社を選んでもらえる確率は低そうです。

今はSNS等で簡単に情報が手に入ります。大量の情報の中から自社を選んでもらう必要があります。

そのためには、どんな人に対して、どの媒体で、どんなメッセージで興味を持ってもらうかをしっかり考える事が必要だと思います。

『フェイスブックの「いいね!」ボタンの押し方などから得た志向に沿ってその個人に合った化粧品の広告を流すと購買数は54%増えた』

これはアメリカのコロンビア大学の准教授らの研究結果です。

フェイスブックに登録している個人のニーズを考えて、広告を流しただけで販売数が1.5倍になったそうです。

このような方法は他にもいろいろありそうだと思いませんか?

どのくらいの効果が出ているかわからない、すでに出来上がっているものに写真を載せるだけのインスタント広告にお金を使うより、ずっとよさそうです。


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