アルバイト川柳
先日夕方ニュースを見ている時に、興味深いものを見ました。
北海学園大学の生徒が長年行っている、「アルバイト川柳」。
その2016年版のお話でした。
いくつか紹介された中には、思わず
「あーわかるわかる」
「まさにその通りだなあ」
と、納得してしまうものが複数存在しました。
思わず家事の手を止めて、TVの前に座ってしまうくらい(笑)
以下の川柳は、放送されたニュース番組のHPから引用させていただきました。
「まだ2日 バイト初めてまだ初心者(2日) どうしてオレに店を任せる?」 「面接で 言ったが最後“いつでも出ます” 店長こわくて断りきれず」 「アルバイト 手当休日全部アリ それらの補てんは社員の時間(いのち)」 「給油する お出かけ前のお客さん 俺も一緒に乗せて行ってくれ!」
学生たちの悲痛な心の叫びが綴られています。
ゼミのいっかんで行われているこの川柳。
こういった社会の現状を見て、学生たちはその世界に羽ばたいていくことに
希望を見出せない様子もうかがえました。
人不足が嘆かれている現代の背景には、社会に飛び立つ前の雛鳥に、
社会の魅力を伝えられていない大人の責任も感じられます。
移り変わる時代、
昔に比べて軟弱な考えだ、という意見もきっとあるでしょう。
ただ、ニュース内でコメントもありましたが、時代がかわるんだから、
いつまでも昔のやりかたではいけない、今に合った考え方にシフトし、
いかに「今」に寄り添って社会を組み立てられるか、
そういったことが求められる時代なのかなと感じました。
こんな悲痛な川柳が生まれない、生まれたとしても、
どんどん良い方向へ改善して、
みんなにプラスになる社会を目指して。
一人一人が改めてワークバランスを考えてみてはいかがでしょうか?