仕事に慣れることは、良いことなのか?
毎月1回、会計事務所をはじめとした士業、専門サービス業の若手が集まり、勉強会をしています。
気がつけば2年を超えましたが、少しずつ新規の参加者も増えつつ、所属している企業に関係なく、情報交換できる場としては、引き続き有意義に活用していきたいところであります。
毎週月曜、田中が更新するブログ。
今回のテーマは「仕事に慣れることは、良いことなのか??」
よく、新入社員が就職活動時に先輩や指導教授などから
「入社したら3年は退職せずに、続けなさい」
ということ、多くないですか??
もちろん、短期退職は自分の経歴を気づつけるから、そんな理由もありますが、
どんな仕事もキャリアを積むことで経験できることも違いますし、見えてくるものも違うからこそ、自分の価値観が広がり、将来にプラスになるもの。
ただ、よくあるのが
仕事に慣れてくる=手を抜くことを覚える
という事実。
このブログを読んでくださる方々には少ないかもしれませんが、
仕事に慣れてくる→要領が良くなる→手を抜くことを覚える→楽に仕事をこなすが給料は減らない→ほどよい仕事で満足してしまう
というプロセスがあるようです。
良い上司としては、
いかに手を抜けない、慣れない仕事をタイミングよく与え、成長させる。
このスキルが非常に重要なんでしょう。
そのためには、中間管理職以上の、つまり部下を掲げる人間は、常に先を見る必要がありますし、経営者はその社員全体のモチベーションになるような目標やビジョンを与え続ける必要があります。
これがなかなか難しいのですが、常に目標と慣れる背中を見せなければならないのでしょう。
私自身が完璧にできているわけでもありませんし、上記の課題をクリアするために日々試行錯誤しなければならないステージですから棚に上げている発言ではあります。
しかし、「イケてる」と感じさせる経営者や管理職になり、部下を引っ張るための工夫は、年次が上がれば上がるほど必要かつ重要視されるポイントだと思いますので、その指標としても、
「部下がみな現状に満足していないか」
「次の目標を共有し、チャレンジできているか」
「部下一人一人がセルフスターター(自分で自分の仕事を作り出しているか)」
などは、興味を持って見て見ることをオススメします。是非、社員面談の時間はたくさん取って見ると、何か発見があるかもしれません。